今回は、サロンが値上げをする際に陥りがちな最大の勘違いについてお話しします。
値上げは売上を上げるための一つの手法ですが、その実行には注意が必要です。
さっそく見ていきましょう。
既存のお客様への認識の誤解】
値上げをする際、よくありがちな誤解の一つが、既存のお客様への認識です。多くのサロン経営者が、「どのようなプレゼンをしていけばいいのか」「値上げに対しての納得を得られるか」と心配することがあります。
しかし、大幅な値上げを行う場合、どんなに上手なプレゼンをしたとしても、既存のお客様は離れていく可能性が高いのが現実です。なぜなら、彼らにとっては価格が大幅に上がってしまうからです。
値上げは顧客層の移行
厳密に言えば、値上げは既存のお客様に対して「値段が高くなった!」ように見えますが、広い視点でみれば新しいターゲット層、新しい価格帯への移行そのものに他なりません。
値上げによって受け入れるべき新たな顧客層を想定し、彼らのニーズや要望に合わせてサービスを提供することが重要です。
エステは値段が決まっていない
もう一つの誤解は、新規のお客様に対する認識です。エステには値段が決まっていないという事実を理解する必要があります。相場は存在しますが、価格帯は幅広く、60分5000円から30000円まで様々です。
また、お客様はエステという商品に対して「5000円=格安エステ」「30000円=高級エステ」というイメージを持っています。つまり、値上げを行ったからといって、必ずしも「高い!」と感じられるわけではないのです。
サービスの質の向上が不可欠
ただ値上げをしても、それだけではうまくいきません。単に値上げを行った場合、既存の顧客は必ず減少しますし、新規のお客様も「質の高いエステ」と思って来店してきます。そのため、値上げと同時に、今以上に高品質なサービスと技術を提供する必要があります。
例えば、新たな機器や施術法の導入、スタッフの技術向上のための研修やトレーニングなど、顧客満足度を向上させるための取り組みが求められます。
まとめ
以上、サロンが値上げをする際に陥りがちな最大の勘違いについてご紹介しました。値上げは単なる価格の変動ではなく、顧客層の移行を意味するものと捉えるべきです。
既存のお客様と新規のお客様に対しては、それぞれ異なるアプローチが必要です。値上げに加えて、サービスの質や技術の向上にも注力し、お客様に満足していただけるエステサロンを目指しましょう。
大切なのは、値上げを単なる価格変更として捉えるのではなく、顧客層の変化という視点を持つことです。今回の情報を参考に、サロン経営の成功に向けて前進してください。
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