新規のお客様というのはできるだけ多く来て欲しいものだと思います。
しかし、ちょっと注意していきたいのは「自分達のサロンの客単価を計算に入れずにバンバンと集客を行なってしまい、結果的になぜか大きな利益にならない」という現象です。
5000円の商品を売るために、広告費として10000円かけちゃダメですよね。(※この例は、あくまでも単発売りの場合です。継続販売できるなら別ですよ。)
サロン経営では、継続販売(リピート来店)まで考慮することが重要です。
今回は、弊社クライアント様の中でも 特に上手くいっている "優良認定エステ" 様での事例をもとにお伝えします。
基本はLTV(ライフタイムバリュー)
集客にかけられる最低金額として一般的に考えられるのはLTVの約20%〜30%までと言われています。
例えば1人のお客様があなたのサロンに来店してくれたとします。
そのサロンでは"平均して"新規のお客様が3回くらいリピートしてくれます。
5,000円のメニューを扱っている場合、LTVはトータルで15,000円になるわけです。
その場合、あなたが1人のお客様を獲得するためにかけてもいい適正な集客の最低金額は
集客コスト = 15,000 × 20%〜30% = 3000〜4500円
となります。
これが、LTVをもとにした集客コストの適正化です。
集客の例
以上の考えを元に、集客の成功と失敗を考えてみましょう。
集客の目安コストが3000円だったとします。
リスティング広告を掲載して、その費用が60000円
かかったとしましょう。
そうすると、60000万円の金額に見合う集客人数は
60000円 ÷ 3000円 = 20人
この場合、20人以上の新患さんを獲得できれば、リスティング広告における集客は成功だと言えます。
この考えを持ってしっかりと集客をおこなえば、今まで感覚で行なっていた広告や、チラシでの集客に明確な目標が定まります。
ちなみに「広告」はWEBやSNS広告だけではありません。チラシや紹介特典なども広告です。※経理上も広告・宣伝費に分類されます。
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1ベット10万円/月を目指す
優良認定エステ様の多くは、1ベット10万円を広告費にあてています。
エステサロンでは1ベットあたりで100万円/月の売上を目指すのが理想です。
このうち10%を広告費にあてます。つまり1ベット10万円が広告費。(お店に3ベットおいてあるなら30万円)
一般的な広告費よりも少ない感じがしますが、成功しているサロン様は リピート率が80%を超えています。
つまり、予約のほとんどはリピーターさんなのです。
もしリピート率が50%を超えないなら、ぜひ一度「優良認定店」での施術・サービスを体験してみてください。
勉強になることがたくさんあると思います。