ニキビは脂性肌にできるものだと思っていませんか。
しかし、乾燥肌でもニキビができます。もともと皮脂分泌が少ない乾燥肌ですが、どうしてニキビができてしまうのでしょうか。
ニキビができる原因
ニキビができる原因は、毛穴に皮脂がたまってつまることです。皮脂分泌が活発な脂性肌は、過剰に分泌された皮脂が毛穴につまってしまい、ニキビができやすくなっています。
乾燥肌がニキビができてしまうのは、肌のバリア機能が低下しているからです。肌のバリア機能が低下していると、肌内部の水分はどんどん蒸発します。すると角質が古く固くなり、毛穴が細く弱ってきます。たまった角質で毛穴の出口がふさがれてしまったり、毛穴が細くなることで、わずかな皮脂でもつまりを起こします。つまり乾燥肌も脂性肌と同じで、皮脂がつまってニキビができるのです。
乾燥肌のニキビ対策
乾燥肌によるニキビ対策には、バリア機能の回復が重要です。保湿をすることでバリア機能を回復させ、角質を柔らかくして皮脂の排出を促すことが大切です。ただし、クリームの油分を与えすぎると自ら潤う力が弱まってしまうため、セラミドやアミノ酸などの保湿成分を配合した化粧品を選ぶことが重要です。
また、洗顔にも注意が必要です。こすりすぎると肌のバリア機能が低下し、ニキビの原因となることがあります。洗顔の際は、泡立てネットなどを使って泡で優しく洗い、肌を傷つけないように注意しましょう。
さらに、食生活にも注意が必要です。食生活が乱れると、肌荒れが起こりやすくなります。バランスの良い食生活を心がけ、野菜や果物、たんぱく質を多く摂取するようにしましょう。
ハイパーポレーション
最近注目されているハイパーポレーションは、高周波電流を使用して肌に微細な穴を開け、美容成分を浸透させる方法です。
ニキビ跡などのトラブルにも効果があるとされています。ただし、自己判断で使用すると肌を傷つける恐れがあるため、専門エステティシャンの指導を受けることが重要です。
まとめ
乾燥肌からくるニキビは、保湿を中心としたスキンケアで改善することができます。
洗顔や食生活にも注意を払い、肌に負担をかけないように心がけましょう。ハイパーポレーションなどの美容器具を使用する場合は、専門家に相談し、正しい方法で使用するようにしましょう。
