褐色脂肪細胞は脂肪細胞の一種で、脂肪を燃焼して消費カロリーを増やしてくれます。
褐色脂肪細胞の活性化は、ダイエットで痩せるうえで、絶対に無視できないキーワードになります。
1. 寒冷刺激
褐色脂肪細胞を最も活性化させられるのは寒冷刺激です。寒い環境で飼育されたマウスは褐色脂肪細胞が活性化しやすいだけでなく、増殖するという知見が得られています。
冬は長期にわたって寒冷刺激を受けられる季節です。室内でヌクヌク過ごさず、適度に外気にあたるように心がけましょう。
2. 香辛成分
唐辛子などに含まれる辛味成分（カプサイシン）は、褐色細胞を刺激することができます。
唐辛子で内臓脂肪が減少するという報告は多く、香辛成分が褐色脂肪細胞の活性化に関与すると考えられています。
3. 水泳
運動の中で、もっとも褐色脂肪細胞を活性化させる可能性が高いといわれているのは「水泳」です。
寒いシーズンはウォーキングやランニング。夏はプールで水泳に勤しむ。このようなサイクルは褐色脂肪細胞を活性化させるのに理想的かもしれません。
4. よく噛む
食事をするとエネルギー消費が数時間にわたって増加することが知られおり、この一部に褐色脂肪細胞が関与しています。
同じ量の食事でも、よく噛んで食べたときのほうが消費エネルギーが大きい。
味覚・嗅覚・満足感など、さまざまな感覚刺激が褐色脂肪細胞の活性化に繋がっていると考えられます。
美味しい食事をよく噛んで食べることが、結果として最良のダイエットになるようです。
5. 遊ぶ
輪回し運動だけをさせたマウスより、迷路やトンネルで遊ばせたマウスの方が、褐色脂肪細胞の量が増えるということが実証されています。
人への有用性はまだ実証されていませんが、どうせダイエットのために運動をするなら、続けるためにも「楽しんで」取り組むべきでしょう。
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