こんにちは!サロン開業担当の井戸です。
今回はエステ開業をする際に活用できる日本政策金融公庫の詳しい解説をしていきます。
開業を検討する際に、
『エステ開業資金は融資でいくら借りられるの?』
と実際に融資を活用して借り入れができるのか?疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
今回はいくつかある融資の中でも、国が定める日本政策金融公庫を活用して自己資金50万〜100万円で実際にエステ開業はできるのか?を詳しく解説していきます。
この記事を書いた人
■1991年、愛知生まれ。2013年株式会社ワムに入社。ハイパーナイフを始めとした美容機器・商材の営業/エステ開業支援やサロンで活用できるカウンセリング方法、ポップの活用術などInstagramで情報発信中。DMも随時受付中です。
日本政策金融公庫とは?
日本政策金融公庫は、中小企業や個人事業主の成長や経営安定を支援するために設立された公的な金融機関です。
国の政策金融機関として、政府の経済政策を実現するための役割を果たしています。
日本政策金融公庫は、貸付や保証、資金調達支援などの金融サービスを提供することで、中小企業の経営基盤の強化や新規事業の立ち上げを支援しています。
エステ開業でも融資は活用できるのか?
結論からお伝えすると自己資金によって金額は異なりますが借りることは可能です。
また自己資金の額によって借り入れの条件や可能性がどのように変わるのか、詳しく見ていきましょう。
【新創業融資制度における自己資金の最低金額と融資額の上限】
自己資金の最低金額 |
融資額の上限 |
最低10万円 |
最大90万円 |
最低20万円 |
最大180万円 |
最低30万円 |
最大270万円 |
最低40万円 |
最大360万円 |
最低50万円 |
最大450万円 |
最低100万円 |
最大900万円 |
実際の借り入れ上限をみてみると、、
50万の自己資金でも最大450万
100万の自己資金でも最大900万
最大で融資を受けられるとされています。
ですがあくまでも、上限金額なので実際借り入れできる金額とは異なることがあります。
それでは自己資金が50万の場合と100万の場合での違いについて詳しくみていきましょう。
自己資金50万円での借り入れの場合
自己資金50万円の場合、日本政策金融公庫からの借り入れは可能ですが、条件や限度額には制約があります。
自己資金が少ない場合、借り入れの審査や利率に影響が出る可能性があります。具体的には以下のようなポイントがあります。
①審査の厳しさ
自己資金が少ない場合、貸付の審査はより厳しくなる傾向があります。
自己資金が少ないと、返済能力や経営安定性に不安が生じるため、審査基準を満たす必要があります。また信用力やビジネスプランの充実度が重視されることもあります。
より事業計画書の内容が大切になります
②限度額の制約
自己資金が少ない場合、借り入れの限度額も制約される可能性があります。自己資金が少ないと、融資のリスクが高まるため、公庫の設定する限度額に制約が生じることがあります。
また計画的な資金使途や返済計画の明確化が求められます。
③利率の影響
自己資金の額によっては、借り入れ利率に影響が出ることもあります。
自己資金が少ない場合、追加の資金需要が高まり、貸付利率が上昇する可能性があります。
借入金利が上がると、返済負担が増えるため、慎重な資金計画が重要です。
自己資金100万円での借り入れの場合
次に、自己資金100万円の場合の借り入れについて見ていきましょう。
自己資金の額が増えると、借り入れの条件や可能性がどのように変わるのか、以下のポイントを確認してみましょう。
審査の緩和
自己資金が100万円の場合、借り入れの審査は通りやすくなる傾向があります。自己資金が増えることで返済能力や経営安定性が向上し、審査基準をクリアしやすくなるでしょう。信用力やビジネスプランの評価も高まります。
限度額の拡大
自己資金が100万円ある場合、借り入れの限度額も拡大される可能性があります。自己資金が増えることで、公庫からの融資限度額も上昇することが期待できます。より大きな資金を使って事業を展開することができるでしょう。
利率の低減
自己資金の額が増えると、借り入れ利率が低くなる可能性があります。
自己資金が多い場合、追加の資金需要が少なくなり、貸付利率が低下することがあります。低い利率で借り入れることができれば、返済負担が軽減されます。
以上が自己資金100万円での借り入れのポイントです。
一般的に自己資金が増えると、借り入れの条件や限度額、利率などが改善されることが期待できます。
自己資金50万円と100万円の違いは?
自己資金が50万円と100万円では、借り入れにおける違いが生じます。
以下では、それぞれのケースにおける主な違いを見ていきましょう。
対象となる融資プログラムの選択
自己資金が50万円の場合、一部の融資プログラムの対象となる可能性がありますが、幅広い選択肢はありません。
一方、自己資金が100万円ある場合は、より多くの融資プログラムが利用できるでしょう。自己資金の増加は、選択肢の拡大に繋がります。
審査の厳しさ
自己資金が少ない場合は、借り入れの審査がより厳しくなる傾向があります。50万円の自己資金では、返済能力や経営安定性の証明が難しい場合もあります。一方、100万円の自己資金がある場合は、審査基準を満たしやすくなります。
借入条件と利率の違い
自己資金の額によって借入条件や利率も異なります。50万円の場合、借入限度額や利率は一般的に低く設定されることが多いですが、100万円の場合はより多くの資金を借り入れることができ、利率も低下する可能性があります。
以上が自己資金50万円と100万円の違いです。自己資金が増えると、融資プログラムの選択肢や審査の厳しさ、借入条件や利率などが変化します。事業計画を立てる際には、自己資金の額に応じた借り入れプランを考慮することが重要です。
実際の借り入れできる金額は?
自己資金の額が50万円と100万円では、借り入れにおける条件や可能性に違いが生じます。
自己資金が多いほど、融資プログラムの選択肢や審査の緩和、借入限度額の拡大、利率の低減など、借り入れ面でのメリットが増えます
日本政策金融公庫によると、融資で借り入れできる金額は創業資金総額に占める自己資金の割合は約3割が多いようです。
メモ
→自己資金が50万円の人は150万円での創業
→自己資金が100万円の人は330万円での創業
を目標に事業計画を考えてみるのが良いでしょう。
融資の借り入れをするには、自己資金だけでなく、事業計画書を作成して信用される材料を増やすことが必要不可欠です。
気になる方ぜひ、別の記事で事業計画書の解説をご参考にしてみてください。
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参考【エステ開業】始めにやるべき事業計画書の作り方
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