運動をすると水分だけでなく塩分(ミネラル)の補給も推奨されています。ミネラルは人間の必須栄養素です。じつはミネラルが不足すると意外な身体トラブルに繋がります。
ミネラル不足
実はミネラルが不足すると「痛み」を伴う身体トラブルに繋がります。
沢山運動をしたり、お出かけして歩いたりすると、足をつる回数が増えることがあります。
実は、これは、いくつかの原因があると考えられていますが、その一つに、汗をかくと塩分(ミネラル)が失われることで、ミネラルバランスが崩れてしまうことが原因といわれています。
足がつる原因は、筋肉を動かすための指令を出す運動神経の一部である「末端運動神経」に不具合が起き、暴走してしまうことです。
夜、寝ているときに足がつる!
人間は、寝ているときにも汗をかくので、夏の夜など「急に足がつった!」時も実はミネラル不足が原因であるケースがあります。
また、筋肉が痙攣をおこしやすくなるともいわれています。
足をつった時、痙攣を起こした時に「暑い」と感じている場合は、ミネラル不足を疑ったほうが良いのかもしれませんね。
ミネラルの役割
ミネラルとは、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどが代表的な体の中でバランスを保っている電解質です。
筋肉は神経からの情報伝達で足の筋肉を動かすようにと命令されています。この神経の情報伝達は電気によって行われています。
そしてこの電気を生み出している物質がミネラルです。ミネラルが少ないと神経の情報伝達が思うように行えず、「足をつる」「痙攣する」などの神経障害を起こしてしまいます。
ミネラルが必須栄養素といわれるのも納得ですね。
ケイ素
ケイ素は脳神経の伝達で大きな役割を担っているミネラルです。
最近の研究で、ケイ素は脳に存在する内分泌器である「松果体」の主成分であることが判明していきました。
松果体はセロトニンやドーパミン、メラトニン、βエンドルフィンといった脳内ホルモンを分泌する場所です。
このため、ケイ素の摂取には、自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害、アルツハイマー病、パーキンソン病など、脳機能に関わる症状を和らげる作用があると言われています。
最近、なんとなく気分が憂鬱だなと感じる方は、ケイ素不足を疑ってみてください。