「ハイパーナイフの施術料金はいくらに設定すればいい?」「他のサロンはいくらで出している?」「機器本体の値段は?」――ハイパーナイフを導入している、または導入を検討しているサロンオーナー様から、よくいただくご質問です。本記事では、予約サイトに掲載されている施術料金の例、施術料金の決め方、回数券・初回価格を出すときの法律上の注意、機器本体の価格の考え方を、メーカーの立場からまとめます。
この記事の結論
予約サイトに掲載されているハイパーナイフの施術料金は、60分で7,000円台、90〜120分で1万〜1万5,000円前後の例が多く見られます(2026年10月時点の掲載例)。施術料金は、相場だけで決めるのではなく、施術時間・人件費・消耗品・機器の支払い・地域の競合から逆算して決めましょう。回数券やコースを販売する場合は特定商取引法、「通常価格」と割引価格を並べる場合は景品表示法のルールを守る必要があります。機器本体の価格は、機種と導入方法(購入・リース・月額制)によって異なるため、メーカーが個別にお見積もりしています。
予約サイトに掲載されている施術料金の例
2026年10月時点で、予約サイト(ホットペッパービューティー、OZmallビューティ)に掲載されていたハイパーナイフのメニューには、次のような例がありました。
| 施術時間 | 内容 | 掲載されていた料金 |
|---|---|---|
| 60分 | 下半身など部位を指定したコース | 7,350円 |
| 60分(初回限定) | 選べる部位+リンパドレナージュ | 7,770円(通常14,300円相当と表示) |
| 90分 | ハイパーナイフのコース | 11,000円(通常18,000円と表示) |
| 90分(初回限定) | ハイパーナイフ7+アロマ+ヒートマット | 9,800円 |
| 120分 | ハイパーナイフのコース | 13,000円(通常18,000円と表示) |
| 120分 | ハイパーナイフ7+ハイパーシェイプ+アロマ | 14,800円 |
※掲載例は検索時点のもので、時期やキャンペーンによって変わります。全国の平均値ではありません。
同じハイパーナイフでも、施術時間、組み合わせる手技やほかの機器、初回限定かどうかで、料金には大きな幅があります。ご自身のサロンの料金を決めるときは、近隣のサロンが「何分で・何と組み合わせて・いくらで」出しているかを、予約サイトで確認しておきましょう。
施術料金の決め方
| 考えること | 確認する内容 |
|---|---|
| 施術時間と人件費 | カウンセリング・着替え・片付けを含めて1枠何分か。その時間の人件費はいくらか |
| 消耗品 | 専用クリーム、タオル、シーツなど1回あたりの費用 |
| 機器の支払い | 購入なら減価償却、リース・月額制なら月々の支払いを、1か月の施術件数で割った金額 |
| 地域の競合 | 近隣のサロンの施術時間・組み合わせ・料金 |
| 組み合わせ | 手技やほかの機器と組み合わせて、どんな価値のコースにするか |
料金を安くして件数を増やすより、組み合わせでコースの価値を高めるほうが、施術者の負担を増やさずに売上を伸ばせます。たとえば、ハイパーナイフ7で温めたあと、ハイパーシェイプの吸引・ローラーでほぐす工程を加えたり、コースの最初にハイパーラディオンプレミアムで横になって温まる時間をつくったりする組み方があります。工程の組み方は痩身エステメニューの作り方、値上げの考え方はサロンの客単価を上げるのが怖いときの考え方をご覧ください。
計算例:1回の粗利と月の件数
施術料金が決まったら、1回あたりの粗利と、1か月に何件施術できるかを掛け合わせて、機器が生む利益を確認します。
| 項目 | 計算例 |
|---|---|
| 施術料金(90分) | 11,000円 |
| 消耗品など | -1,000円 |
| 人件費(90分分) | -4,000円 |
| 1回の粗利 | 6,000円 |
| 月の件数 | 40件 |
| 月の粗利 | 24万円 |
※数字は計算の手順を示すための例です。実際の金額は、サロンの条件によって変わります。
リースや月額制で導入する場合は、この月の粗利で月々の支払いをまかなえるかが判断の基準になります。費用と回収の考え方はハイパーナイフの導入ガイドで詳しく解説しています。
回数券・初回価格を出すときの注意
回数券・コース(特定商取引法)
エステティックの契約で、期間が1か月を超え、かつ金額が5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たります。契約書面の交付、クーリング・オフ、中途解約への対応などが必要です。回数券やコースを販売する前に、契約書と説明の流れを整えておきましょう。
「通常価格」と割引価格(景品表示法)
「通常18,000円→初回9,800円」のように、比べる価格を並べて表示する場合、その「通常価格」で実際に販売していた実績が必要です。販売実績のない価格を「通常価格」として表示すると、実際より安く見せる「二重価格表示」として、景品表示法上の問題になります。
効果を約束する表現
料金表やクーポンの説明でも、「1回で〇cm細くなる」「必ず痩せる」のように効果を約束する表現は使えません。施術の内容、時間、お手入れの流れが伝わる言葉で書きましょう(エステサロンの広告表現ガイド)。
機器本体の価格
ハイパーナイフの機器本体の価格は、機種、導入方法、ご契約の条件によって異なるため、メーカーが個別にお見積もりしています。導入方法は、購入のほか、リースや月額制(サブスクリプション)からも選べます。
- 機種の違い:ハイパーナイフ7とEX2の違い
- 導入方法の違い:サロン美容機器のローン・リース・中古
- 価格・研修・保証のよくある質問:ハイパーナイフ 導入Q&A
なお、「ハイパーナイフ」は株式会社ワムの登録商標です。相場より極端に安い機器は、模倣品や、修理・保証を受けられない中古品の可能性があります。購入前に正規の販売元かどうかを確認してください(ワム製品の正規品と安全なご利用について)。
よくある質問
Q. ハイパーナイフの施術料金の相場はいくらですか?
A. 2026年10月時点で予約サイトに掲載されている例では、60分で7,000円台、90〜120分で1万〜1万5,000円前後のメニューが多く見られます。施術時間や組み合わせ、初回限定かどうかで幅があります。
Q. 施術料金はどのように決めればいいですか?
A. 施術時間・人件費・消耗品・機器の支払いから1回あたりの原価を出し、近隣のサロンの料金と比べて決めます。料金を下げるより、組み合わせでコースの価値を高めるほうが、施術者の負担を増やさずに売上を伸ばせます。
Q. 回数券を販売するときの注意点はありますか?
A. 期間が1か月を超え、金額が5万円を超えるエステの契約は、特定商取引法の特定継続的役務提供に当たります。契約書面の交付、クーリング・オフ、中途解約への対応が必要です。
Q. ハイパーナイフの機器本体の値段はいくらですか?
A. 機種、導入方法(購入・リース・月額制)、ご契約の条件によって異なるため、メーカーが個別にお見積もりしています。資料請求や無料体験の際にご相談ください。
まとめ
ハイパーナイフの施術料金は、予約サイトの掲載例では60分7,000円台から、組み合わせコースで1万円台が中心です。相場は参考にしながら、原価と月の件数から逆算し、組み合わせでコースの価値を高めていきましょう。回数券や割引価格を出すときは、特定商取引法と景品表示法のルールも確認してください。