エステ業界の市場規模と動向【2026年版】2,797億円から7期ぶり回復予測、38サロン調査つき

エステ業界の市場規模と動向【2026年版】2,797億円から7期ぶり回復予測、38サロン調査つき

「エステ業界はこれから縮むのか」「どこに投資すべきか」。機器の導入や新メニューを検討するとき、まず押さえておきたいのが市場の数字です。本記事では、業務用エステ機器メーカーのワムが、公表されている市場データと、当社が実施した導入サロン38件の調査結果を、出典つきで整理しました。

この記事の結論

エステティックサロンの国内市場は、2025年度に2,797億円(前年度比92.1%)と6期連続で縮小しました。ただし2026年度は2,803億円(同100.2%)と、7期ぶりにわずかな回復が予測されています。縮小の主因は脱毛サロンの大量閉鎖であり、業界全体の需要が消えたわけではありません。数字が示しているのは、価格競争型のモデルが崩れ、信頼と継続来店で成り立つモデルへ移りつつあるということです。

エステティックサロンの市場規模

年度市場規模前年度比
2024年度(実績)3,037億円—
2025年度(見込)2,797億円92.1%
2026年度(予測)2,803億円100.2%

出典:矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査(2026年)」(2026年5月8日発表/調査期間 2025年11月〜2026年1月)。事業者売上高ベースで、店舗型エステサロンの施術(美顔、痩身・ボディ、脱毛、その他、メンズエステ)と付帯する物販・サービスを含みます。

内訳と背景

この数字をサロン経営にどう読むか

1. 縮小の中身は「脱毛の価格競争モデルの崩壊」

市場全体が減っている一方で、減少の主因として名指しされているのは脱毛サロンの大量閉鎖です。長期・高額の前払い契約で集客し、価格で競うモデルが行き詰まったという読み方ができます。

実際、回復要因として挙げられているのが「都度払いの導入」です。つまりお客様が抱えるリスクを下げた店が選ばれ始めているということで、長期契約に依存しないメニュー設計の重要性が数字に表れています。契約のルールは回数券・コース契約と特定商取引法で解説しています。

2. 脱毛「以外」に広げられるかが分かれ目

脱毛が縮む一方でメンズエステは伸びています。1台で複数メニューを展開できる機器を選んでおくと、需要の変化に合わせてメニューを組み替えられます。

機器の選び方は業務用エステ機器の種類と選び方、脱毛機については業務用脱毛機の選び方をご覧ください。

3. 市場が横ばいのときに伸びる店は、既存客から伸びる

市場が2,800億円前後で推移するということは、新規獲得の奪い合いはこれまで以上に厳しくなるということです。伸びしろは既存のお客様の来店頻度と客単価にあります。数字の追い方はエステサロン経営の数字(KPI)にまとめました。

ワム独自調査:導入サロン38件は何が変わったか

市場全体の数字とは別に、当社がハイパーナイフシリーズを導入いただいた全国38サロンのオーナー様に個別インタビューを行い、回答を集計しました。公表されている統計には出てこない、現場の一次データです。

導入後に語られた変化言及数割合
リピート・継続来店につながった21件55%
客単価が上がった15件39%
予約が埋まる・店舗を拡大した14件37%
他店との差別化ができた12件32%
売上が増えた12件32%
スタッフ研修・サポートが役立った12件32%
短時間・1回で効果を実感してもらえた12件32%
新規集客・口コミが増えた10件26%

※38件中の言及数です。取材時のサロン様ご本人の発言を集計したもので、成果は立地・メニュー・運営体制により異なり、同様の結果を保証するものではありません。言及がないことは、その効果が無かったことを意味しません。

業態と導入製品の内訳

業態件数導入製品の内訳(1サロンで複数導入あり)
痩身サロン22ハイパーナイフ13・ハイパーシェイプ11・EX9・ハイパーウェーブ9
エステサロン11ハイパーシェイプ7・EX6・ハイパーナイフ5・ハイパーウェーブ2
フェイシャルサロン2ハイパーナイフ2
小顔・矯正サロン1EX1・ハイパーシェイプ1
トータルビューティーサロン1ハイパーナイフ1
パーソナルジム併設1ハイパーナイフ1

エリアは15都道府県(東京6、愛知4、群馬3、京都3、兵庫2、埼玉2 ほか、非公開9)。詳細は業態別の導入事例、集計は成果まとめ、分析は38サロンの取材で分かったことをご覧ください。

読み取れること

市場が縮小した期間の取材にもかかわらず、最も多く語られた変化は「リピート・継続来店」(55%)でした。次が客単価(39%)で、新規集客(26%)を上回っています。

縮小市場で伸びた店は、新規を増やしたのではなく、既存のお客様の来店頻度と単価で伸びていた——これが38件の回答から見えた傾向です。市場データの読み方(新規の奪い合いより既存客)と一致します。

数字を自店に当てはめる

月商 = 客数 × 客単価 / 客数 = 新規 + 既存の再来

機器の回収目安 = 機器の総額 ÷(1施術あたりの粗利 × 月の見込み件数)

市場が横ばいなら、増やせるのは再来率と客単価です。どちらも自店の運営で動かせます。具体的な打ち手は痩身エステメニューの作り方、機器の投資判断はハイパーナイフの導入ガイドにまとめています。

よくある質問

Q. エステティックサロンの市場規模はどれくらいですか?
A. 矢野経済研究所の調査では、2025年度が2,797億円(前年度比92.1%)の見込み、2026年度は2,803億円(同100.2%)と予測されています。事業者売上高ベースの数字です。

Q. エステ市場はなぜ縮小しているのですか?
A. 2025年度の縮小は、脱毛サロンの大量閉鎖が主因とされています。レディス市場は1,688億円(前年度比88.2%)でした。

Q. 市場は回復しますか?
A. 2026年度は前年度比100.2%と、7期ぶりのわずかな回復が予測されています。回復の要因として、都度払いの導入・掲示による信頼回復の取り組みが挙げられています。

Q. メンズエステ市場はどうですか?
A. 2024年度より高い伸びが見込まれています。ただし脱毛については抑制傾向とされています。

Q. 縮小市場で売上を伸ばすには?
A. 当社が取材した38サロンでは、最も多く語られた変化がリピート・継続来店(55%)、次いで客単価の上昇(39%)で、新規集客(26%)を上回りました。既存のお客様の来店頻度と単価を動かすほうが現実的です。

まとめ

エステティックサロンの市場は2025年度に2,797億円まで縮み、2026年度は2,803億円と7期ぶりの回復が予測されています。縮小の中身は脱毛の価格競争モデルの行き詰まりであり、需要そのものが消えたわけではありません。

横ばいの市場で伸ばすなら、新規の奪い合いではなく再来率と客単価です。当社の38サロン調査でも、最も多く語られた変化はリピートと単価でした。

※市場データは2026年9月時点で公表されている情報にもとづきます。最新の数値は出典元をご確認ください。

自店の数字で試算します

現在のメニュー構成・客単価・来店数をお伺いすれば、導入後の想定をご一緒に検討できます。

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この記事は、全国累計5,000店以上のサロンと取引実績を持つ株式会社ワムが運営するWAMUタイムズ編集部が執筆しています。