はじめまして！サロン開業サポート担当の井戸です。
今回はエステサロン開業の事業計画書の作り方について詳しくお伝えしていきます。
まず初めにエステサロンの開業を検討される方にとって事業計画書を作ることはとても重要になります。
エステサロンを開業したものの、
「やみくもに勢いだけで開業して失敗した、、」
と悩まれる方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、エステサロンの開業で必要な事業計画書を作り方についてまとめたのでぜひご参考にして下さい。
事業計画書はなぜ必要？
事業計画書は、事業を進める上でのお店の方向性や目標を示し、資金調達や投資家の説得に必要です。
また事業計画書を考えず、勢いで始めてしまったといった方の中には、
『資金繰りが上手くいかず赤字続きに、、』
『広告費にお金をかけ過ぎて売上が見込めない』
『単価設定を安くし過ぎて忙しいのに売上がない』
など、このような悩みも尽きません。
また融資を受けて始めたいという方にとっても、申請する際に事業計画書は提出書類として必要になります。
失敗しないエステ開業をする上でも大切なのが事業計画書ですね！(吹き出し)
今回は、エステサロン開業に必要な事業計画書の作り方についてまとめました。
事業計画書の作り方
⑴事業概要
エステサロン開業の事業計画書には、事業概要が必要です。
事業概要には、以下の項目を記載します。
①エステサロンの名称や業態
エステサロンの名称や業態を明確にしましょう。どのようなエステサロンを開業するか、どのようなサービスを提供するのかを明確に説明することが必要です。
②目的・ビジョン・ミッション
エステサロン開業の目的、ビジョン、ミッションを記載します。どのような方向性でビジネスを進めるかを明確にしましょう。
③市場分析
エステサロン業界の現状やトレンド、競合状況を分析しましょう。競合他社の強みや弱み、顧客ニーズや嗜好などを把握することが重要です。
⑵サービス内容
エステサロン開業の事業計画書には、提供するサービス内容が必要です。
サービス内容には、以下の項目を記載します。
①提供するエステメニュー
提供するエステメニューを明確にしましょう。
フェイシャル、ボディ、脱毛、痩身など、提供するメニューやコースを具体的に説明することが必要です。
それぞれの市場の特徴や傾向性を把握しておくと金額設定やターゲット設定がしやすくなります(吹き出し)
②料金設定
提供するサービスの料金設定を記載します。
競合他社の価格帯やサービス内容に合わせ、適切な料金設定を考えましょう。
3C分析を活用して競合サロンのメニュー内容や金額帯を把握していきましょう！
③サービスの特徴・強み
提供するサービスの特徴や強みを記載
例えば、使用する最新の美容機器や特殊な施術方法、高品質な美容製品の使用など、他のエステサロンとの差別化ポイントを明確に説明します。顧客にとってなぜあなたのサービスを選ぶべきかを示すことが重要です。
⑶経営計画と運営体制
エステサロン開業の事業計画書には、経営計画と運営体制について記載します。
①収支計画
エステサロンの開業に必要な初期投資やランニングコスト、見込まれる収益などの収支計画を作成しましょう。将来の収支状況を予測し、事業の持続可能性を評価します。
②マーケティング戦略
顧客獲得や集客のためのマーケティング戦略を明示します。広告やプロモーション活動、SNS活用など、具体的な施策や予算を記載しましょう。
③運営体制
エステサロンの運営に必要なスタッフや役割分担、組織体制を明確にしましょう。オーナーの役割やトップマネジメントの役割、スタッフの採用や教育プログラムなども記載します。
⑷リスク分析と対策
エステサロン開業の事業計画書には、リスク分析と対策についても記載します。
①リスクの特定
エステサロン開業における潜在的なリスクを特定しましょう。例えば、競合他社の進出、経営不振、スタッフの離職など、事業に影響を与える可能性のあるリスクを洗い出します。
②対策と予防策
特定したリスクに対する対策と予防策を考えましょう。リスク軽減や回避のための施策や保険の活用、リスク管理体制の構築など、具体的な対策を記載します。
③緊急時の対応策
万が一の緊急事態に備えて、適切な対応策を考えましょう。例えば、災害時の事業継続計画や安全対策、顧客情報の保護策などを具体的に示します。リスク発生時に迅速かつ効果的な対応ができる体制を整えることが重要です。
⑸資金計画と資金調達
エステサロン開業の事業計画書には、資金計画と資金調達についても記載します。
①資金需要の算出
エステサロン開業に必要な資金を算出していきましょう。初期投資やランニングコスト、予想される収益とのバランスを考慮し、適切な資金需要を算出します。
②資金調達策
資金調達の方法や計画を記載します。自己資金、銀行融資、投資家からの資金調達など、具体的な調達策を明示しましょう。また、返済計画や利息負担、追加資金の必要性なども考慮しましょう。
助成金や補助金、融資などは審査結果までに数ヶ月かかるケースが多いです。
③収益予測と収益の使途
エステサロンの収益予測を行い、その収益の使途を明確にします。収益の一部を再投資や設備の改善に destして事業の成長を図る計画や、オーナーへの配当など、収益の使途について具体的に記載しましょう。
まとめ
エステサロン開業の事業計画書は、事業を成功させるための重要なツールです。
その中で今回は下記の４点について詳しく説明していきました。
・事業概要やサービス内容
・経営計画と運営体制
・リスク分析と対策
・資金計画と資金調達
事業計画書を作成する際は、事業の将来を見据え、具体的かつ実現可能な計画を立てることが重要です。
エステサロン開業に向けて、しっかりとした事業計画書を作成していきましょう。
