まずはエステサロンには「どんなトラブルがあるか？」についてみていきましょう。
施術ミス
提供するメニューはエステサロンにより様々ですが、直接お客様の肌に触れる施術ではちょっとしたミスが怪我に繋がることは十分にありえます。
脱毛による火傷・フェイシャルマッサージ、クレンジング、マッサージ等に使用する薬剤による炎症。
サロン内の事故
- 段差につまずいた
- 店内の機械のコードを引っかけて転倒
- 濡れた床で滑って転倒
店内で思いもかけないことでお客様が怪我をすることもあります。
紛失や破損
- 荷物を破損
- 荷物を汚す
- 荷物を紛失する
お客様のお荷物を預かりサロン内のクローゼット等に保管すると思いますがこの時、何かの手違いで起こるトラブルも考えられます。
化粧品が原因で起きるトラブル
人間の肌は大変デリケートなものですから、サロンで使用する化粧品でお客様の体質や体調によって合わないということはよくあることだと思います。
- サロンで使用した化粧品での肌荒れや炎症
- サロンで販売した化粧品での肌荒れや炎症
これは施術用のクリームなどでも起こりえます。
その他
スタッフが増えた場合。
従業員がお客様のプライバシーに関わることを他の方にペラペラ話してしまい訴えられる なんてことも稀に発生することもあるようです。
スタッフ個人のSNS発信にも注意が必要になります。
保険加入は必須
個人サロンの経営やフリーのエスティシャンとして活動している場合は、治療費や慰謝料は施術しいたエスティシャンの負担になります。これを自分で負担するとなるととても大変になると思います。
こういったトラブルに対処してくれるエスティシャン向けの保険があることをご存じでしょうか？
お店を持つのであれば、保険加入は必須です。
保険の種類
サロン向けの保険大きく３つの種類があります。
①個人に向けた保険
エステティシャン個人に向けての保険に「エステティシャン賠償責任保険」というものがあります。
これはエスティシャン個人、エステ業務を行っている人が利用できるものです。内容は、脱毛、ボディ美容サービス、フェイシャル美容サービスなどでお客様に損害を与えた場合の賠償を保証してくれるものです。
②店舗に向けた保険
エステサロンの店舗向けには「エステサロン賠償責任保険」という保険があります。
内容は、
エステサロンの施設の欠陥や管理の不備による事故に対する保証。
お客様から預かった荷物の紛失・破損の時の「受託物賠償責任」に対する保証。
エステサロン店舗で販売・提供をした商品による損害に対する保証
です。
③複合保険
①と②を組み合わせた保険です。
個人と店舗 それぞれの保証領域を組み合わせ、独自のプランを作ることができます。
組み合わせによりカバーできる範囲が変わりますのでご自分にあったプランをじっくり検討してください。
と、先に挙げたようにエステサロンでは様々なトラブルがあります。しかし スタッフがいるからこそ起こるトラブルや、契約や管理方法を徹底すればほぼ100%防げるトラブルもあります。
このへんのバランスを見ながら、プランを見直すこともおすすめです。
