筋膜リリースとは、筋肉を包み込んでいる筋膜の癒着を引きはがすことです。
筋膜が正常になることで、可動域や血流が回復し「こり」や「代謝」が改善します。
この筋膜リリースの効果はどのくらい持続するのでしょうか?
答えは「施術部位」によって異なります。
一箇所だけリリースした場合
筋膜とは”すべてつながった”一枚の大きな膜です。←全身タイツやボディスーツなどをイメージしてください。
例えば『肩』の筋膜を癒着を剥がしても、隣接した『首』の筋膜癒着の歪みの影響を受け続けてしまいます。
一部分だけ筋膜リリースした場合、その隣の箇所に歪みがあれば、それに引っ張られてすぐに癒着が戻ってしまいます。
さすがに翌日すぐに戻ると言うことはありませんが *1
だいたい1週間くらいで再癒着が始まってしまうと思ってください。
数カ所をリリースした場合
例えば 上半身を一気に筋膜リリースした場合などは、隣接箇所の癒着も一気に解消されるので、再癒着は起こしにくいです。
ただし「永久に大丈夫!」と言うことはなく、運動習慣や悪姿勢によって再発は起こしてしまいます。
カラダが軽くなったからと安心せず、習慣の見直しは続けてください。
ハイパーシェイプがおすすめ
ハイパーシェイプを使った『ハイパー筋膜リリース』と言う技術があります。
吸引とローラーによって、短時間に広範囲の筋膜をリリースすることができます。
広範囲にわたる筋膜リリースは再癒着を起こしにいので、マシン施術で一気にアプローチしてしまう方が効果的です。
*1 リリース翌日に癒着が戻らないことは『理学療法学Supplement:筋膜リリースの効果の持続時間に関する検討』より実証