"ある心理学の実験では「人は最初に抱いた第一印象を追証する」心の働きが実証されています。
これは確証バイアスと呼ばれ「面接で第一印象が大切!」と呼ばれる所以も、この心理によります。
確証バイアスの原因は「不安」です。
面接官は不安
人間は不安を抱えると1分でも1秒でも早くそれを解消したい!そういう衝動に駆られてしまいます。ここで確証バイアスが働いてしまうのです。
「良い学生さんを見つける」ことが採用活動の目的です。面接に入る人間は「どんな人が来るんだろう?」という気持ちが強く、少なからず不安も持っています。
「この学生さんは採用しても良い」「この学生は採用してはいけない」このような合否の判断は、確証バイアスにより一瞬で決まります。
面接の合否は最初の10秒で決まり、後の時間でその根拠を探す。
なんていう話もあります。
1~2次面接
選考前半に行われる面接には、現場のスタッフや人事部の平社員を入れることが多いです。このような方たちは面接にも不慣れです。1~2次選考に入る面接官ほど、この確証バイアスは強くかかってしまい第一印象で合否を決めてしまいがちです。
「選考の後半になるにつれて通りにくくなる」
そんな学生さんは、第一印象が良い証拠です。逆に1~2次面接が通過しにくい人は第一印象を見直しましょう。
3次~最終選考
選考の後半には社長や幹部クラスの社員が面接に入ります。さすがに採用経験も長く「人を見る目」があります。
もちろん3次~最終選考も、第一印象は評価項目に入ります。
第一印象の良い人は、仕事現場(特に営業・接客業)では武器になります。
しかし、やはり3次~最終選考はそれだけで乗り切れる場ではありません。
- なぜこの会社で働きたいのか
- どんな仕事をしたいのか
- 将来どんなことを成し遂げたいのか
しっかりと分析し、自分の想いを伝えましょう。"