パーマをかけた髪は、形状が変わっているため髪の状態がデリケートになりやすく、日々のヘアケアが長持ちの鍵を握ります。シャンプー選びを誤ると、パーマのカールが取れやすくなったり、髪がパサついたり広がったりする原因に。そこで、パーマを持続させるためには以下のようなポイントを押さえましょう。
1. 適度な洗浄力で優しく洗う
パーマヘアには過度な洗浄力はNG。刺激の強い洗浄成分は髪や頭皮の油分を奪いすぎてしまい、パーマの形状保持に必要なしっとり感やハリを損ないます。一方で洗浄力が弱すぎても皮脂が残って髪がべたつくため、バランスが大切です。アミノ酸系やベタイン系の低刺激洗浄成分をベースにしたシャンプーがおすすめです。
2. 仕上がりの質感にも注目
パーマ後の髪はもともと動きがあり広がりやすいので、シャンプーの仕上がりがしっとりまとまるか、ふんわりサラサラかなど好みに合わせて選びましょう。くせ毛・乾燥毛の方は補修・保湿成分を含むものを、猫っ毛・細毛の方は軽やかでボリュームが出るものが向いています。
3. ダメージケア成分の配合がポイント
パーマやカラーで傷んだ髪は、タンパク質や脂質が不足しがち。ケラチンやシルク由来の加水分解成分、セラミド、ヘマチンなどの補修成分が含まれたシャンプーを選ぶと、髪内部までダメージをケアし、パーマの持ちと髪ツヤをアップします。
2025年最新!パーマが長持ちするおすすめ市販シャンプー5選
コタ アイ ケア シャンプー 9
おすすめタイプ:ダメージヘア・乾燥毛・くせ毛
洗浄成分:アミノ酸系+PPT系+オリーブ系
特徴:高品質な低刺激洗浄成分を配合し、乾燥やダメージによる広がりを抑えてやさしく洗い上げます。ダマスクローズの香りも好評です。泡質が滑らかで摩擦も少なく、頭皮が乾燥しにくいのが魅力。ただし泡立ちは控えめでしっとり感はほどほどです。
仕上がり:うるおいを残しつつ、サラサラとした軽やかな質感。乾燥くせ毛に特におすすめ。
フィヨーレ Fプロテクト ヘアシャンプー ベーシック
おすすめタイプ:オイリー肌・猫っ毛・エイジング毛
洗浄成分:ベタイン系+酸性石鹸系+アミノ酸系
特徴:皮脂を適度に除去しつつ、クレアチンやゼインで髪にハリとコシを与えます。ゆずのフレッシュな香り。泡立ち良好で洗浄力は強めなので、ボリュームダウンしがちな髪に効果的。ただ敏感肌には刺激を感じる可能性があるためパッチテスト推奨。
仕上がり:軽やかなふんわり感。自然なボリュームをサポート。
ココイルプレミアムシャンプー
おすすめタイプ:ダメージヘア・猫っ毛
洗浄成分:アミノ酸系+酸性石けん系
特徴:泡立ちが良くさっぱりした洗い心地。ヘマチン配合でパーマ残留アルカリを除去し髪を補修。ペリセアによる内部修復効果も高いです。爽やかなベルガモットの香り。
仕上がり:サラサラ・ふんわり軽い仕上がり。しっとり系を好む方には少し物足りないかも。
モロッカンビューティ ディープモイスト シャンプー
おすすめタイプ:脂性肌・ボリューム不足
洗浄成分:ベタイン系+アミノ酸系+酸性石鹸系+PPT系
特徴:モロッコ美容と美髪科学を融合。熱処理でツヤが増すγ-ドコサラクトン配合。ハリ・コシアップ成分も多数配合し、ふんわりサラツヤの仕上がりに。香りは存在感が強めで好みが分かれます。洗い流し時に少しヌルつきを感じることも。
仕上がり:ツヤやかでふんわり軽やか。熱を利用するヘアアイロンユーザーにおすすめ。
プリュスオー メロウシャンプー
おすすめタイプ:細い髪・猫っ毛・パーマヘア
洗浄成分:アミノ酸系+ベタイン系+PPT系
特徴:加水分解ケラチン(カシミヤヤギ・羊毛)や加水分解シルク、ヘマチンなど補修成分が豊富。泡立ちは控えめでやわらかいテクスチャー。指通りが良く自然なふんわり感を出し、猫っ毛やボリュームが出にくくなった髪に適しています。香りは爽やかで上品。
仕上がり:サラサラ・ふんわり軽い質感。洗浄力が弱めなので脂性肌の人は注意。
選びやすい!パーマヘア向け人気シャンプーのタイプ別まとめ
| シャンプー名 | おすすめタイプ | 洗浄成分 | 特徴 | 仕上がり |
|---|---|---|---|---|
| コタ アイ ケア シャンプー 9 | ダメージ毛・乾燥・くせ毛 | アミノ酸系+PPT+オリーブ系 | 低刺激でローズの香り。泡質滑らか | うるおい残るサラサラ |
| フィヨーレ Fプロテクト ベーシック | オイリー肌・猫っ毛・エイジング毛 | ベタイン系+酸性石鹸+アミノ酸系 | 皮脂除去しハリコシアップ | ふんわり軽い |
| ココイルプレミアムシャンプー | ダメージ毛・猫っ毛 | アミノ酸系+酸性石けん系 | ヘマチン配合で補修強化 | 爽やかにサラサラ |
| モロッカンビューティ ディープモイスト | 脂性肌・ボリューム不足 | ベタイン系+アミノ酸系+他 | 熱処理でツヤ倍増 | ツヤふんわり |
| プリュスオー メロウシャンプー | 細毛・猫っ毛・パーマ | アミノ酸系+ベタイン系+PPT系 | 補修重視で軽やか | サラサラふんわり |
選び方のコツと日常ケアのポイント
パーマヘアには「成分」「洗浄力」「仕上がり」のバランスが最重要。洗浄成分は低刺激かつ必要な油分を奪いすぎないもの、保湿・補修成分が豊富なものが理想的です。特にヘマチンや加水分解ケラチン、セラミドなどは残留アルカリの除去やダメージ補修に役立ちます。
日常のシャンプー時には下記を意識しましょう。
- ぬるま湯で予洗いして汚れの大部分を落とす
- シャンプーは手の平で泡立ててから髪に優しく塗布
- 摩擦を避け、軽く指の腹で洗うイメージで
- すすぎ残しゼロを心掛ける(洗浄成分の残留がパーマの持ちを悪くするため)
また、定期的にトリートメントやアウトバストリートメントを併用して髪の内外を補修し、ダメージを最小限に抑えることも重要です。
まとめ
パーマを美しく長持ちさせるシャンプー選びは、髪質とダメージレベルを理解し、適切な洗浄力と補修成分が配合されたものを選ぶことが大切です。2025年の最新市販シャンプーは、ドラッグストアでも手に入る優れた製品が多数ラインナップされています。自分の髪質に合うものを見つけて、パーマのウェーブやカールを長期間キープしましょう。
