エステサロンの体験やカウンセリングで、勧誘がしつこいと感じた経験を持つ方は少なくありません。そもそもすべてのエステサロンで強引な勧誘があるわけではありませんが、一部の店舗では契約を促すための過度な営業トークが存在しています。
一般的に、エステの勧誘とは単なるサービス内容の説明を超えて、以下のような特徴を持ちます。
- 強引に高額コースの契約を迫る
- 乗り気でない態度でもしつこく契約を条件付きで迫る
- 早期契約で割引等の条件を提示し、急かす
こういったケースは、契約数の確保や売上向上のために従業員のノルマやインセンティブが設けられている事情もあり、店舗によっては勧誘が激しくなることもあります。しかし、こうした「悪質な勧誘」は決して全体の店舗の標準ではないことも理解しておきましょう。
エステサロン勧誘されやすい人の特徴とは？
エステサロンのスタッフは、場合によってはお客さまの中でも「契約しやすい」と感じるタイプを無意識に選ぶことがあります。勧誘の対象になりやすい人の特徴を知れば、自分がそう見られないための対策にもつながります。
美意識が高く見える人
ネイルやヘアスタイル、ファッションが整っているなど美容や健康に熱心な印象を与えると、スタッフは「この人はエステの効果を実感しやすく、契約してくれそう」と判断しやすいです。こうした人はセルフケアにも意識が高いので「効果を求めている」と捉えられ、勧誘が強まることがあります。
支払い能力があると判断される人
エステの契約は決して安いものではなく、高額なコースになることも多いです。そのため、安定した収入があると見なされると、相手は「支払い能力がある」と判断して勧誘が積極的になる傾向があります。
この支払い能力の判断は、カルテの職業欄、会話の中での仕事の内容、会話のトーンなどから、店舗スタッフが細かく情報を収集しています。
エステサロン初心者
エステが初めてのお客さまは、他店舗との比較ができず知識も少ないため、「この店の言うことが正しい」と思いこみがちです。スタッフ側は、その知識の差を利用し、契約に持ち込みやすい初回のお客さまをターゲットにしやすいのです。
そのため、「初めて」の旨を素直に伝えるときには要注意。経験がある風を装うだけで勧誘の強さを和らげられることもあります。
しつこいエステ勧誘を避ける！4つの効果的な対処法
勧誘を避けたい、または受けてしまった場合の対処法を詳しく紹介します。これらの方法を事前に知っておけば、エステ体験も怖がらずに楽しめるようになります。
1. 体験が終わったらすぐに帰る準備をする
体験施術が終了したら、すぐに着替えを済ませて帰る準備をしておきましょう。時間に余裕があると、結局勧誘の説明が始まり、断るのに時間がかかってしまいます。
また、勧誘が始まった際に「この後予定がある」と伝え、早く切り上げる意思を明確に示すのも効果的です。
2. 予約時や来店時に「時間の上限」を伝えておく
「今日は〇時までしかいられません」とあらかじめ予約の際に伝えておくことで、店舗側も時間枠内で終わるよう配慮し、過剰な勧誘を控える傾向があります。
予定があることは明確な理由になるので、勧誘側も無理に引き止めるケースが減ります。
3. アンケートや個人情報シートの職業欄は「無職」と記入する
勧誘の強さにも影響する支払い能力ですが、アンケートや個人情報の記入欄で「無職」や「専業主婦」などを書いておくと、勧誘の対象になりにくくなることがあります。
もちろん、本当に契約したいときには問題ありません。あくまで勧誘を避けたい場合の対策のひとつとして有効です。
4. 勧誘を断るときは理由を言わずに「断る」ことだけ伝える
勧誘された際に、つい理由を説明してしまうと、相手はその理由を覆すために説得を続けてきます。例えば「お金がない」と言えば「ローンもありますよ」と返されることもあるでしょう。
もっとも効果的なのは、「今日は帰ります」とか「契約は考えていません」など、純粋に断る意思だけを繰り返すことです。理由が明示されなければ担当者も説得材料がなくなり、早く終わらせてくれます。
これで安心！エステサロン側の勧誘に対する本音
勧誘が苦手で断りづらい、相手に悪いと感じる方も多いですが、実はエステサロンのスタッフは「断られる経験」にプロです。
- 勧誘はあくまで営業活動の一環で、体育会系の営業担当者たちは日々多くの人に断られている
- 無駄な説得は時間の損失と割り切っているため、ハッキリ断られれば意外と早く引き下がる
- お客さまが納得して契約してくれることを理想としているため、無理強いは好まない
このように理解しておけば、気負わず「断る権利は自分にある」と落ち着いて対応できるでしょう。
まとめ：勧誘を怖がらずにエステ体験を楽しむために
エステサロンのしつこい勧誘対策のポイントは、事前準備と断る姿勢の明確化にあります。
- 体験が終わったらすぐ帰る準備をしておく
- 予約の際に時間の制限を伝えておく
- アンケートの職業欄は無理のない範囲で工夫する
- 断るときは理由は言わず「断る意思だけ」を伝える
これらを踏まえれば、強引な勧誘に悩むことなく、気軽にエステ体験を楽しむことができます。エステサロンは美容や健康をサポートしてくれる場所。賢い対処法を身につけ、あなたに合ったサービスを見つけてみてください。
