秋が旬の「さんま」
この時期の「さんま」は脂が乗って最も美味しい時期を迎えます。「脂が乗っている時期だからこそ控えたい」なんて感じる人も多いのではないでしょうか。
必ずしも「脂=太る」ではありません。じつは、さんまの脂はダイエッターでも安心して食べられる脂なんです。さらに、さんまには中世脂肪の分解を促す成分が含まれているため、肥満を解消する効果もあるのです。
魚の油は燃えやすい
魚は低い温度の海水で生活しています。そのため、魚が蓄える油は、人間の体温で溶かすことができるため、燃焼しやすいのです。
これに対し、牛や豚の体温は人間よりもすこし高めです。そのため牛や豚が蓄える油は、人間の体温で溶かしにくいため、体内で燃焼しづらいです。
中性脂肪を減らしてくれるEPA
さんまにはEPAという成分が含まれます。
EPAとは、エイコサペンタエン酸の略語で、体内で合成することが不可能な必須脂肪酸の一つです。以下のような効果があります。
・中性脂肪の代謝促進
・中性脂肪の合成を抑制する。
・脂肪がより分解されるようになる
・肝臓から血液への中性脂肪の分泌を抑制する。
こんなような働きで、EPA、DHAが中性脂肪を減らしていってくれます。
可食部100gに含まれるEPAの含有量比較(mg)
本まぐろ(トロ) 1,288mg
さば 1,214mg
まだい(養殖) 1,085mg
ぶり(天然) 899mg
さんま 844mg
さけ 492mg
あじ 408mg
かれい 210mg
ひらめ 108mg
かつお 78mg
本まぐろ(赤身) 27mg
ふぐ 4mg
(科学技術庁資源調査会編 「日本食品脂溶性成分表」より)
脂身に多く含まれている
上記の表のように、まぐろに最も多くのEPAが含まれていますが、さんまにも相当な量のEPAが含まれています。
また、EPAは脂身に豊富に含まれています。旬の魚は脂がのっている状態のため、EPAが特に豊富です。ちなみに、焼きさんまだと半尾ほどで、一日分のEPAを確保できます。
食べる際のポイントは、皮まで食べることです。皮には全体の15%ほどのEPAが含まれます。
注意点
上述のように、さんまの油は燃焼しやすく脂肪を減らす成分も含まれます。しかし、脂肪はエネルギーを生み出す際に燃焼されるものです。
そのため、運動をしなければ燃えやすくなった脂肪も燃焼させられません。
さんまの油が安心して食べられるからといって、食べて寝ているだけでは、せっっかく燃えやすい脂肪も体についてしまいます。
しっかりと体を動かし、脂肪を燃焼させましょう。
ハイパーウェーブ
内部の脂肪まで燃焼させるなら、EMSを利用した痩身機器「ハイパーウェーブ」がおすすめです。インナーマッスルも鍛えられるので、冬に向けた太りにくい体作りもできます。