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一人でマツエクサロンは開業できる?儲かるのかについても解説!

一人でマツエクサロンを開業することは可能ですが、いくつかの注意点と手順を踏む必要があります。この記事では、自宅開業、賃貸マンション/アパート開業、テナント開業の3つの方法について詳しく解説し、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。さらに、具体的な開業手順や初期費用、収益性についても詳しく説明します。

 

自宅サロンの開業

プライバシーを守るのが難しい

自宅開業は住んでいる家をサロン用に改装するため、プライベートと仕事の線引きが難しいです。特に広告を出す際には自宅の住所を公開しなければならないので、防犯上の面で不安に感じる人も多いです。家族や同居人としっかりと話し合い、協力関係を作ることが重要です。

美容所登録の申請が必要

マツエクサロン開業には美容師免許の取得と美容所登録が必須です。自宅開業であっても、保健所が定めるいくつかの基準を満たす必要があります。詳細な条件は市区町村によって異なるため、事前に確認が必要です。

 

賃貸マンション/アパートでの開業

集客が難しい

マンションの所在地を掲載することが防犯上の理由で許可されていない場合が多く、集客が難しい形態です。また、表札や看板を立てられないこともあるため、認知度が低くなる可能性があります。

近隣住民への配慮が必要

サロンには不特定多数の人が訪れるため、近隣住民の不信感を招きやすいです。トラブルを避けるためにも、近隣住民に対して配慮をしながら運営することが大切です。

管理者からの許可が必要

賃貸マンションやアパートで事業を始める際には、大家さんやマンションの管理人から許可を得る必要があります。許可を得ずに経営すると、強制退去を命じられることもあります。

美容所登録の条件に合った内装変更が必要

賃貸物件には原状回復義務があるため、大幅な間取りの変更ができないことがあります。美容所登録の条件に合った内装変更が可能かどうかを確認してから契約を進めましょう。

 

テナントでの開業

集客しやすい

テナントは駅周辺や繁華街などの人通りの多いエリアに建てられていることが多く、集客しやすいです。ただし、開業資金が他の形態に比べて高くなります。

開業資金が高い

テナント経営の注意点として、初期費用や内装費が高いことが挙げられます。開業の際には内装にかかる費用を最小限に抑え、売上が上がるようになってから理想のイメージに合わせて模様替えをすると良いでしょう。

 

それぞれの開業方法にかかる初期費用

項目 自宅 賃貸マンション/アパート テナント
物件取得費 0円 80万円~ 100~150万円
内装費 50~100万円 50~100万円 0~200万円
備品費 20万円 20万円 40万円
初期費用 ~150万円 230万円~ 350万円~

自宅開業では集客が難しく収益性も低いため、モチベーションが長続きしません。せっかく独立するなら思い切ってテナントで開業したほうが事業計画が立てやすくなり、仕事も楽しんでできるのでオススメです。

 

一人で開業するまでの手順

1. サロンのコンセプトの設定

開業する際にはまず初めにサロンのコンセプトを設計しましょう。コンセプトとは『誰に、どのような商品を、どのような形で提供するかを明確にした企画の構想・枠組み』のことです。具体的には次のようになります。

客数は何人くらいか
具体的な運営方針について
目標の売上や利益はどれほどか
どのようなサービスを提供するか
リピート率を上げるための施策案について

コンセプトを作成するとターゲットがより明確になり、集客対策を考えやすくなるでしょう。またこのタイミングでコンセプトをもとに事業計画書を作成するのがオススメです。

2. 開業エリアを決め物件を探す

次に開業するエリアと物件を決めていきます。立地を決める際には、事前に設定したコンセプトと家賃の目安から自分に合ったものを選択しましょう。インターネットでの検索や不動産屋での探し方についても考慮する必要があります。

3. 内装工事

物件が決まったら内装工事の手配をしましょう。今回は渋谷区の美容所登録を例に解説します。

消毒設備の準備をする
流水設備のある洗い場を設ける
不浸透性材料を使用した床材や壁紙に張り替える
入り口近くで作業室を通過しない場所に待合室を作る
作業室面積13平方メートルの場合、作業椅子は1~6台おく必要がある
採光/照明/換気設備の配置

構造設備の基準は地域によって異なるため、内装工事前に一度保健所に相談しましょう。

4. 保健所に美容所登録の申請を行う

美容所登録の流れは次の通りです。

内装工事前に保健所に相談
保健所に開設届/開設手数料を提出
保健所による実地検査
保健所から発行される確認書を受領

内装工事前に美容所開設の条件を確認し、保健所に相談しておくとスムーズに進めることができます。

5. 税務署に開業届を提出する

マツエクサロンを開業する場所が決まったら税務署に開業届を提出します。提出方法は直接持参、郵送、オンラインの三つがあります。開業届は開業日から1か月以内に提出する必要があります。

6. 内装や機材を導入する

物件が決まったら、必要な道具や機材を揃えましょう。最低限必要なものをリストアップし、購入します。マツエクサロンは特殊な機械が必要ないため、運転資金も抑えられます。

7. 集客対策を行う

内装が決まったらオープンに向けて集客を始めます。SNSやチラシ、サロン予約サイトなどを活用して集客します。

 

マツエクの個人経営は儲かるのか

個人サロンの平均的な売上額

売上 経費 利益
マツエクサロン 50万 5万 45万
エステサロン 100万 60万 40万
ヘアサロン 70万 35万 35万
ネイルサロン 40万 4万 36万

マツエクサロンのメニューは単価が低いものの、利益率が90パーセントと非常に高く、利益を上げやすい業種です。安定して利益を上げるためには客数を増やし、リピーターを確保することが重要です。

個人経営で目指すべき収入額

個人サロンで初めから目標の売上を達成することは難しいので、段階的に目標に近づけていきます。具体的な収入ステップは次の通りです。

開業直後から半年間は、赤字
開業して半年から一年目までは、20~30万円
1年目以降は、40~50万円

収入を増やすためには、回転数を上げるためにスタッフを雇用することも考えましょう。

 

一人経営者の悩みと解決方法

時間がない

個人サロンを経営していると施術、集客、清掃、売上管理、予約管理、商材の発注などの業務を一人で行わなければなりません。全ての業務を1人で片付けようとすると時間が足りなくなるため、下記の解決策を検討します。

外注する
効率化ツールを利用する
スキマ時間を有効活用する

 

まとめ

一人でマツエクサロンを開業することは可能ですが、各開業方法に応じた注意点と手順を踏む必要があります。自宅開業、賃貸マンション/アパート開業、テナント開業のいずれを選択するかによって、初期費用や集客方法、運営の難易度が異なります。どのスタイルを選ぶにしても、しっかりとした計画と準備を行うことが成功の鍵です。最終的には、自分に最適な開業スタイルを見つけ、目標に向かって一歩ずつ進んでいくことが大切です。

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