エステサロンの経営において、売上を伸ばすためにあれこれと勉強会・セミナーに参加するオーナー様がいます。
もちろんいろんな勉強会・セミナーに行くのは良いことなのですが・・・・・・
自分の中で経営の全体像を描けていないと、売上を伸ばそうを思ってやったことが逆に売上の低下につながってしまうこともあります。
なぜそんなことが起こるのか?
最新情報に踊らされる
勉強会なんかに行き、自分の知らなかった新しい情報を聞けば「やばい!うちはこんなこと全然やってない!今すぐやらなくちゃ!!!」なんて焦ったりしますよね。
「youtubeの動画広告がアツい!」と聞けば「やっぱり時代は動画だ!」と思ったりします。
「コースを最初から提案するクロージングが上手くいっています。」と聞けば「これからは初回販売だ!」と思ったりします。
「物販導入しているサロンの経営は安定ですよ!!」と聞けば、「うちも物販導入しよう!!」となったりします。
一見、サロン経営を良くするための行動をしているように見えて、じつはただ「自分が知らない上手くいきそうなやり方が気になっている」だけなんです。
もちろん、あなたが今すぐにでも取り入れた方が良い取り組みも紹介されます。しかし、自分のサロンに本当に必要なものかどうかをしっかりと見極める必要があるのです。
売上の伸びない原因を明確化してみる
一番多いのが、月の新規来店数がまったく問題ないのに、新規集客をとにかく増やそうと新しい広告手法に手を出すケースです。
確かに売上を伸ばしていくために一定数の新規来店数が必要なのは間違いないです。しかし、
売上が伸びない=新規が少ない!
と考えるのは危険です。
実際に売上が伸びない原因を探ってみると、新規来店の人数に問題があるのではなく、「お客様1人あたりのLTV」や「初回リピート率の低さ」に問題があったりします。
本当の原因はLTVやリピート率に問題があるのに、それに気づかずに「もっと新規を増やさないと!」と考え、セミナーなどで聞いたばかりのSNS広告や動画広告に手を出しても、ほとんど成果につながりません。
まずは売上の伸びない原因を明確化しましょう。
そのためには、自分のサロン経営の数字を普段から把握しておくことが大切になります。
KPIシート
あなたのサロンの数字を把握するためにもKPIシートを作成してください。
KPIとはkey performance indicator の略で、経営目標の達成度を評価するための業績評価指標のことをいいます。
KPIを定期的に把握することによって、新規来店数・リピート・LTVなど「どの数字を伸ばせば良いのか?」を判断する手がかりになります。
では、サロン経営においてどんな数字をKPIとして設定したら良いのでしょうか?
- 平均顧客単価
- 平均来店頻度
- 総来店数
- リピート率
- 離脱率
- LTV
- 契約単価
- 契約率
- 再契約率
- 新規来店人数
- 再来店人数
上記の項目は把握しておいてもらいたい数字です。
(あなたが「自分のサロンならこの数字が知りたい!」と思うものがあれば、この他にも追加していって構いません。数字で把握できる項目は多いに越したことはありません。)
これらの数字を定期的に記録することで、「この数字が悪いから来月はこの数字を伸ばせるように対策を打とう」「この数字をもっと伸ばしていきたいから、あの勉強会に参加してみようかな?」と、あなたのサロンで本当に必要な取り組みを見つけることができます。
ポイント
成功しているサロン様は リピート率が「60%」を超えています。
もしリピート率が50%を超えないなら、ぜひ一度「優良認定店」での施術・サービスを体験してみてください。
勉強になることがたくさんあると思います。